こんな被害が起きています。
それって犯罪かも!
睡眠薬などのクスリを飲み物や食べ物に混ぜて、相手の意識をもうろうとさせ、抵抗できない状況にして、セックスをするなどという性暴力の被害が起きています。相手が抵抗できない状態で、性交やわいせつな行為を行うことは、性別を問わず刑法の処罰の対象となり得ます。
もしも被害にあった場合は、証拠を残しておくことが大切です。できるだけ早く、警察や性犯罪?性暴力被害者のためのワンストップ支援センターに相談してください。検査を受けることや、これからどのようにしたらよいか相談することができます。
※「相談ってどうしたら?どうなるの?」そんな方はこちらをご覧ください。
相談に関するQ&A
気が付いたら胸や下半身を触られていた…
OKしたつもりはないのに、セックスされたかも…
その時、「何かおかしい」
「いつもと違う」と思いませんでしたか?
- いつもなら酔わない量なのに、酔いの回りがとても早かった。
- 急に耐えられないほど眠くなった。
- からだが思うように動かなかった。だるかった。気持ち悪かった。
- 意識がもうろうとした。
- 記憶がない。記憶が途切れ途切れであいまいだ。
- 記憶はないけど、いつもはしないような行動をしていたようだ。
まずは相談を!
安心して相談できる窓口があります。プライバシーは守られます。
警察
最寄りの都道府県の性犯罪被害相談電話窓口につながります。状況に応じて、医療機関の紹介を受けたり、医療費の公費負担などの制度利用を出来たりする場合もあります。
性犯罪?性暴力被害者のためのワンストップ支援センター
性犯罪?性暴力に関する相談窓口です。産婦人科医療やカウンセリング、法律相談などの専門機関とも連携しています。
※その他関連相談機関(法的相談や画像削除に関する相談など)は若年層を対象とした性的な暴力の啓発サイト相談窓口を参照ください。
- Q. 相談したらどうなっちゃうの?
- A. 警察や性犯罪?性暴力被害者のためのワンストップ支援センターに相談すると「大ごとになってしまう」「周りの人に迷惑をかけてしまう」などと、不安になって相談をためらってしまうこともあるかもしれません。 薬物が使われていた疑いがある場合や、妊娠の心配がある場合は、なるべく早く検査や処置をすることが必要です。 警察や性犯罪?性暴力被害者のためのワンストップセンターなどの相談機関では、あなたの意思を尊重し、あなたの不安に寄り添って支援を進めます。 プライバシーは守られますので、安心して相談してください。
- Q. 検査はなぜ必要なの?
- A. 薬物の使用が疑われる場合、証拠保全のために、なるべく速やかに尿検査や血液検査をしておく必要があります。警察や性犯罪?性暴力被害者のためのワンストップ支援センターに、なるべく早く相談しましょう。相談の際は、被害のときの状況をありのまま説明してください。
- Q. いつまでに検査した方がいいの?
- A. 薬物によっては、摂取後、数時間から数日間(3日前後)で体外に排出されます。薬物の使用が疑われる場合は、なるべく早く検査を受けてください。一人で検査を受けることが不安な場合は、性犯罪?性暴力被害者のためのワンストップ支援センターに相談してください。検査に同行してもらえる場合があります。
- Q. 相談するときに持って行った方がいいものは?
- A. 飲食物の残りから薬物が検出されれば、薬物混入の証拠になりますので、飲んだもの、食べたものの残りがあれば、警察に相談する際に持参しましょう(食器があれば洗わずに持参しましょう。)。 衣類や身体から犯人の特定に役立つ証拠が採取できる場合もあります。衣服が残っている場合は、できるだけ洗わずに持参しましょう。
- Q. 体調が悪い場合は?
- A. 場合によっては、生命にかかわる健康障害を引き起こす危険性もありますので、医療機関へ早急に受診することをおすすめします。普段とは異なる症状を伝え、検査や処置等をお願いしましょう。
- Q. 妊娠が心配な場合は?
- A. 被害から72時間であれば、緊急避妊薬を服用することによって、ほとんどの場合、望まない妊娠を防ぐことができます。妊娠や性感染症の心配もあるので、医療機関になるべく早く相談しましょう。
- Q. 写真や動画をネットにアップされたら?
- A. 写真や動画を削除することができる場合があります。インターネット上の違法?有害情報への対応についてのアドバイスや情報提供、画像等の削除を行っている専門の相談機関に相談しましょう。
- Q. 証拠がなかったり、時間がたってしまったら相談できないの?
- A. 「証拠となるようなものが何ものこっていない」、「被害から72時間以上経ってしまった」という場合でも相談することは可能です。あきらめないで相談してください。
知人や友人が被害にあったときは
自分の大切な人が被害にあった場合、家族や周囲の方も動揺しショックを受け、どのように対応していいかわからないということもあると思います。
しかし、みなさんは被害にあった方にとって、安心を与えることができる存在です。できるだけ被害者を一人にせず付き添ってあげてください。
また、「なぜ断れなかったのか」「なぜ飲んだのか」と被害者を責めたり、被害者の話を否定しないでください。
自分を否定されたり、責められたりすると、被害者はわかってもらえないと思い、周囲の人を信じられなくなったり、相談できなくなってしまうかもしれません。
まずは、被害者の不安を受けとめ、「それはあなたのせいじゃないよね」「あなたは悪くないよ」「信頼していた友達(先輩、知人など)だったのに、そんなことされてショックだったよね」などと声をかけてあげてください。
また、薬物の使用が疑われる場合は、身体への影響や証拠保全のため、早期の対応が望まれます。被害について、なるべく早く警察や性犯罪?性暴力被害者のためのワンストップ支援センターなどの専門機関に相談できるよう、被害者を支えてあげてください。
本サイトは、内閣府が
専門家や性犯罪?性暴力被害者のための
ワンストップ支援センターなどの関係者の
意見等をもとに、作成したものです。